再生可能エネルギーの普及が進む中、太陽光発電と聞くと設置場所が限られており、導入ハードルが高いと感じる方も多いのではないでしょうか?
しかし、そんなこれまでの常識を覆す「透明な太陽電池」の開発が進んでいるんだとか!研究が進めば、将来的にビルやマンションの「窓ガラス」で発電できるようになるそうです。
そこで今回は「透明な太陽電池」とは何かをはじめ、メリットについても併せてご紹介していきますので、最後までご覧いただけますと幸いです!
そもそも「透明な太陽電池」ってどんなもの?
太陽光の半分は「赤外光」が占めているのですが、この「赤外光」は実は未だ未開発のエネルギー資源ということもあり有効に活用できていないのが現状。
その新エネルギーを利用した「透明な太陽電池」の開発が、中央電力の出資の元、京都大学と株式会社OPTMASSが進めています。
この研究が進み、実用化されるようになる段階まで進むと、将来的には窓ガラスとしても利用できるようになるんです。
窓ガラスで発電するメリットって?
ビルやマンションの窓ガラスで発電することで「建物の脱炭素化」や「停電時にも電気を使うことができる」といったメリットがあります。
それらに加えて、さらにこんな嬉しいポイントもありますよ!
設置場所に困らない
太陽光発電というと、発電効率を上げるために、日光が当たりやすい広大な土地に設置することが多いですよね。しかし、ビルやマンションは都会であればどこにでもあるため、従来のように土地探しに必死になることが無くなるかもしれません。
温暖化対策になる
この窓ガラスは、温暖化の原因でもある赤外線を吸収してくれるため、環境配慮の面から見ても注目したい研究ですね。
窓ガラスを利用した発電が実現する未来もそう遠くはない!?
今回ご紹介した「透明な太陽電池」のように、未開発の再生可能エネルギーの開発が進むことで、「エネルギー資源の枯渇」や「地球温暖化」といった地球全体を取り巻く問題が解決していくかもしれません。
私たち一人ひとりの意識やアクションはもちろん大切ですが、新たな開発がどんどん進んでいくことで、地球の未来が明るくなることを願っています。